ナガオ薬局 健康情報
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Vol.60『脂肪の固まり「セルライト」』

2006.7

出来てしまうと取りにくいセルライト

 セルライトはざらざら・でこぼこしたオレンジの皮のように見えるので「オレンジピールスキン」と呼ばれます。女性が太る場合に狙われるのは、下腹やお尻回り、太ももです。やせなくては・・・と思いつつ年月が過ぎ、気がつくと、肌がざらざらしていて、なにやら波打つようにモコモコとしている。ギュッとつまんでみると、ボコボコと固まりのある感触で、見た目にも肌の張りがなくなり、なんだかシワまで増えてきます。
 ボコボコ、ぶよぶよの犯人は、皮下に溜まった「セルライト」です。セルとは細胞のこと、ライトとは鉱石のことで、この2つを合わせた造語なのです。セルライトが出来てしまうと、運動しても食事改善しても、簡単には落ちないのです。セルライトが脂肪層を厚くして、ますます肥満を進めてしまうので、女性にとっては大変な難敵です。
冷えとむくみがセルライトを生む
 セルライトが出来る条件は、脂肪が溜まる・血液循環が悪い、そのために起こる体温低下(冷え)と水分が溢れた状態・むくみがある、この4点です。
 セルライトの出来上がるステップを追ってみると下図のようになります。
セルライトの出来上がるステップ 1)脂肪が多すぎて、血管近くにある脂肪細胞が周辺に浮遊する。血流不良が水分調整を狂わせる。
セルライトの出来上がるステップ 2)血管に沿って走るリンパ管から、水分や老廃物が出て、脂肪層に溜まる。
セルライトの出来上がるステップ 3)浮遊している肥満細胞に老廃物が付着して、脂肪細胞そのものを大きく固くする。
セルライトの出来上がるステップ 4)脂肪細胞を固定しようとして、コラーゲンが大量に作られ、脂肪細胞をまとめながら、カプセル状に包み込むとせるライトの完成。
 第4段階でみられるように、浮遊して大きくなった脂肪細胞をつなぎ止めようと、コラーゲンまでが作り出されるから驚きです。脂肪がコラーゲンの網に包まれると、セルライトの完成です。セルライトはブヨブヨしながらも強固、そう簡単には取れそうにもありません。セルライトが邪魔をして、皮膚への血流も滞り気味、新陳代謝を鈍らせて肌の若さを早々に失います。

セルライトを防ぐには

 セルライト形成の予防と早期での解消作戦の第1は、脂肪細胞を浮遊させる「冷え性体質の改善」、第2は、老廃物の排出を滞らせる「むくみ体質の改善」です。では、具体的に生活ケアを挙げてみましょう。
血流をよくする温冷交代浴
 40℃位の湯に半身浴で10分位入り、腹部・腰・脚全体を温める。湯から上がると、ぬるいシャワーを腰、脚にかける。2回目の湯は5分位にして、これを2回繰り返します。
※高血圧の人はしないでください。
むくみ取りマッサージ
 ひざから太もも上に向かって、足首からひざへ上に向かってマッサージをしましょう。両方の親指で押しながら移動し、手の平も押し当て上手に行ないます。脚の裏側は人にしてもらうと効果的です。
食生活で改善
  • レバー、魚・肉・牡蠣、きな粉、ほうれん草などの赤血球を作るのに必要な鉄分を多く含む食品を摂る
  • 生姜や唐辛子などの辛味成分は血管を広げたり、脂肪燃焼に働く食品を摂る
  • かぼちゃ、うなぎ、黒ゴマ、ひまわり油、投入、ナッツ類など、血管を拡張する作用があるビタミンEを含む食品を適量摂る
  • 緑黄色野菜や果物などの、毛細血管を強化し、血管収縮を緩和するビタミンCが豊富で、むくみの原因である塩分を排出するカリウム、マグネシウム、食物繊維を含む食品を摂る
  • 体を冷やす甘いものや冷えたものは控える
  • ビタミンEやビタミンCのサプリメント、明日葉の補助食品などを活用する。明日葉の茎にある黄汁には、ポリフェノール前駆体である「カルコン類」「クマリン類」を豊富に含み、血行促進作用や決戦防止作用があると研究報告されています。
脚のストレッチ体操
 仰向けに寝て、足首を交互に、前後に曲げます。(交互に30〜50回位)。寝たままで脚の自転車こぎをゆっくり、下半身の血流を促進します。毎日歩くことも大切です。
 セルライト予防には、何よりも余分な脂肪を残さない肥満対策が不可欠です。そして、セルライトが現われだしたら、早めの生活ケアでしいかり追い出しましょう。
*月刊ヘルシートークより抜粋

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