ナガオ薬局 健康情報
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Vol.58『上手に水飲み』

2006.5

1日の中で水を飲むタイミングと量を決める

上手に水飲み 健康上、毎日必要量(=2〜2.5リットル)の水の摂取を実現するには「1日の飲水プラン」をもつことが有効です。同時に、水を飲むタイミングが重要なポイントです。
 就寝前、起床時、入浴前後などは必ず飲水を。特に、寝る前に飲む水は「宝水」と呼ばれるほど大切で、夜間に進行する血液からの脱水を防止します。夜中のトイレを避けたいために、「飲まない」という人は「血栓防止効果」と「トイレの手間」を秤にかければ、どちらをとるかは自明の理でしょう。
 入浴前後、運動中やその後、疲労感やイライラがつのる時も、ぜひ飲水を実行しましょう。
水を採り過ぎてはいけない人
 健康を保つ為に水を十分に飲むことが必要という一方で、心臓や腎臓の機能低下がみられる人やむくみ(浮 腫)や息切れなどの症状がある人は、体液循環に問題がありますから、必ず主治医とよく相談して水分摂取量を決めましょう。
むくみについて
 むくみは、体液循環がうまくいかず、水分が細胞の外にたまっている状態。腎臓や心臓の病気でも起こりますが、健康な女性でもふくらはぎや足など下肢に症状がよくみられます。原因は長時間立ったままでいたり、塩分過剰のために水分を溜め込んでいる場合が多いので、予防は「歩く」などの運動をすることと、塩分摂取量を見直しましょう。

水飲み達人になる知恵

野菜からの水分摂取
 野菜はほとんどが水分で、エネルギーが極めて低量です。野菜の推奨摂取量は1日300g、野菜を多く食べることで、ビタミン・ミネラル・水分が豊富に摂れます。野菜サラダや野菜スティック、野菜料理で水分を上手に摂りましょう。
長旅をするときは脱水に注意
 飛行機の座席に長時間座っていると、水飲みを控えたり、運動不足から足の静脈に血の固まりができやすくなります。立ち上がって歩く動作をきっかけに血栓が肺にまで移動して致命的な「肺血栓症」になることもあります。
 トイレの回数などを気にしないで、意識的に水分補給を心がけ、通路で歩行を行ないましょう。トイレに立ちやすい通路側の座席を指定することをお勧めします。
夏場の熱中症に気をつける
 暑い日に長時間屋外にいると、体内に熱がこもり体温が急上昇する「熱中症」の危険があります。まして、運動や肉体労働をしていればなおさら、日陰で休憩をとりながらこまめにスポーツドリンクなどで水分補給をしましょう。
上手に水飲み
発汗に要注意
 汗をかきつづけると、想像以上の水分が失われています。体内への吸収性のよいスポーツドリンクの利用がお勧めです(2〜3倍に薄めてもよい)。
 常時スポーツをする人は自家製の食塩水を作ってみてはどうでしょう。水500mlにひとつまみの塩(1〜2g)を入れ、よくかき混ぜます。レモン果汁やはちみつを入れてもよいでしょう。中高年のウォーキング愛好者が増加中です。必ずペットボトルを持参しましょう。
ビールは水分ではありません
 渇いた喉にビールの旨さは格別です。しかし、ビールを水分とは思わないで下さい。アルコールによる利尿作用が働き、ビール1本飲めば、2本分の水分が失われます。長時間労働や疲労時には、お酒よりも紅茶や水で休養をとりましょう。
ゴルフ好きの人はペットボトルを持参で
 屋外での長時間プレーは、水を飲む機会が少なくなり、トイレに駆け込みたくないので、水を控える人も多いのです。プレー中に突然死や心臓発作で倒れる人もいます。炎天下ではなおさら危険です。ラウンド中は必ずペットボトルを持参して、水分を補給しましょう。プレー後のビールは脱水傾向を助長しますので注意しましょう。
サウナ好きの人は、水分補給を十分に
 蒸し風呂であるサウナでは大量の汗をかきますから、入る前・途中・出た後とタイミングよく、頻繁な水分補給が不可欠です。血液濃度や血圧の変化も激しいので、高温で長時間のサウナはお勧めできません。利用しても低温で短時間に。また、サウナ後のビールも控えましょう。
お年寄りは渇きを感じにくい
 高齢者は体水分率が50%を切ることもあります。わずかな水不足でも脱水症状を起しやすいのですが、のどの渇きを感じるのが鈍くなっています。高齢者になるほど、定期的な水飲みを心がけましょう。
ダイエット中でも水分は減らさない
 健康的なダイエットは「、栄養バランスを崩さず、摂取カロリーを減らし、よく運動すること。しかし、食事量そのものが減少する場合が多く、食物からの水分摂取や飲み水まで大きく現象。
 肌がカサカサになるなどの脱水による障害がでやすくなり、疲れやすくもなります。水分補給は十分にしましょう。
乳幼児は脱水になりやすい
 腎臓の働きが未発達な赤ちゃんや幼児は、老廃物の排泄に多くの水分を使います。しかも体温が高く発汗も多いので、脱水に陥りやすいのです。ミルク以外に、湯冷ましや麦茶・果汁や乳幼児用イオン飲料などで、こまめに水分補給しましょう。
イライラする時には水をゆっくり飲んで
 緊張や不安が募りイライラするときは、楽な姿勢で冷ための水をゆっくり飲みましょう。水が体内に入ることで副交感神経が働いて、気分転換も手伝って、興奮状態を鎮めます。水には神経の鎮痛作用が認められています。
宝水をぜひ習慣づけて
 体が脱水傾向では、体調不良だけでなく様々な障害を引き起こします。水分補給を怠ったため、脳梗塞などで生命が危険にさらされることはよくあること。「宝水」といわれる就寝前の一杯の水を、是非習慣づけてください。水があなたを救うのです。
*月刊ヘルシートークより抜粋

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