ナガオ薬局 健康情報
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Vol.55『目の若さを保つには その3』

2006.2

毛様筋を動かす

 老眼や加齢性眼疾患を予防する方法はないのが今の医学の常識ですが、老眼防止トレーニングを有効な方法としてお勧めします。

 「近くを見る」・・・思い切って近くに焦点を合わせる、「遠くを見る」・・・思い切って遠くに焦点を合わせる、という目の使い方をすることで、目の中の毛様筋の動きが活発になります。水晶体、線維柱帯、シュレム管の動きも良くなります。当然、房水の循環も順調になります。
 現代人の生活は、物を見る距離が「50〜80cm以内」でおさまっているようです。パソコン、読書、書類作成などのデスクワークが中心の人たちはもちろん、物作りメーカーの現場で働く人たちも同じです。「近くを見る」「遠くを見る」の目の運動を意識的に取り入れることが必要です。

 毛様筋さえ動かせば、水晶体も一緒に動いて厚みを変えます。毛様筋は、自分の意識では動かせませんが、近くを見ることで緊張し、遠くを見ることで緩みます。「近くを見る」「遠くを見る」を交互に繰り返すことで目の運動になるのです。毛様筋は交互に緊張と弛緩を、水晶体は交互に薄くなったり厚くなったりすることで運動させましょう。

 この目の運動は、続けなければ効果は得られません。簡単でいつでもどこでも出来ますから、生活習慣に取り入れましょう。
目の運動の効果
 目の運動は、目が元気なうちから始めるのがベストですが、老眼を感じ始めた早めの時期に取り入れると、老眼を改善させたり遅らせる効果は十分に期待できます。
 運動を続けることによって、将来やって来るかもしれない加齢性眼疾患を予防することが期待できます。

 目の運動を実行する前に、ピントを合わせられるもっとも近い距離(近点距離)をできるだけ正確に測っておき、実行後、1ヶ月ごとにどう変化するかチェックすれば効果を実感できると思います。近点距離があまり変化しないのが効果の一つです。
目の運動
注意:近視、遠視、乱視などのメガネやコンタクトレンズを付けている人は、そのまま行ないます。

目のための新生活習慣

目の若さを保つには 目の運動を日常的に習慣付けていただくと同時に、全身の運動のためにウォーキングを毎日実践しましょう。歩くことで心配機能を高め、血行を促進し、血圧、コレステロール値や血糖値の正常化につながります。ストレス解消や全身の抵抗力アップにも、また糖尿病や高血圧、動脈硬化などの例を出すまでもなく、全身の健康が目の健康に影響することを忘れないでください。特に肥満や過食には注意を払い、糖尿病を防ぎましょう。

 全身の健康維持のためには、栄養バランスのとれた食事が大切です。目に欠かせない栄養素といえば、ビタミン類。なかでも「ビタミンA(βカロテン)」は、網膜が機能するためには不可欠な栄養で、角膜を保護する成分の材料となります。ビタミンB類(特にB1、B2、B6など)は、視神経や筋肉などの疲労をとったり、充血の解消、視力低下の予防に働きます。ビタミンCは水晶体の透明度保持に必要です。ビタミンEは、抗酸化作用で老化を遅らせます。
 このほか、緑黄色野菜や果実などの色素成分である「アントシアニン」や「ルテイン」などの抗酸化物質も目の細胞の機能維持に働く栄養素です。
目の疲れはその日のうちに解消
 目に疲れ(軽い痛み、ショボショボ感)を感じたら、目を休めてあげましょう。目の疲労を感じたとき、40℃程度の温かいタオルを目に当て、目の周りを軽くマッサージしましょう。疲労回復に効果があります。
 パソコン作業であれば、2時間毎に30分程の小休止を入れ、目の運動をしたり、休ませるようにしましょう。疲労回復には十分な睡眠が基本です。
*月刊ヘルシートークより抜粋

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