ナガオ薬局 健康情報
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Vol.50『糖尿病を防ぐ』

2005.9

糖尿病の人が増加中

食べ過ぎ・飲み過ぎ 平成14年度の厚生労働省「糖尿病事態調査」では、糖尿病の疑いが強い人は約740万人で、糖尿病の可能性を否定できない人も合わせると約1,620万人になります。男女とも30代から血糖値が上がり始め、40代から糖尿病になる人が目立ってきます。
 糖尿病は、体質・遺伝的に発祥し、すい臓のインスリン産生・分泌が障害されておこる1型糖尿病(インスリン依存性糖尿病)と、食べ過ぎ・飲み過ぎ・運動不足などによって発祥し、インスリンはすい臓から分泌されるが体内組織の反応がにぶいために相対的にインスリンが足りなくなる2型糖尿病(インスリン非依存性糖尿病)があります。増加しているのは2型糖尿病です。
高血糖は生活改善から
 糖尿病の初期から中期にかけては、自覚症状がほとんどありません。
 高血糖の状態になった場合は、まず食事療法に取り組むことが第一です。また、肥満の人の3人に1人は糖尿病といわれますから、肥満解消のプログラムをしっかりと立てて実行することが大切です。糖尿病の予防と改善は摂取カロリーを抑えて、脂肪や糖質、砂糖を使った甘い食べ物を控える、飲酒を控える、減塩することが不可欠です。多品目の食品を摂って栄養バランスを整えましょう。糖尿病になる人は、甘いもの好き、お酒好き、おやつを食べたり、食べ過ぎたりする人に多く、今までの食生活の傾向を改められるかが、血糖値コントロールのカギとなります。
 次に、毎日続けられる運動を習慣づけることです。脂肪や糖質のエネルギーを燃焼させる有酸素運動を行いましょう。(例:ウォーキングなら1日40分以上を目標に)

ビタミンB1、B2、B6で代謝促進

 糖尿病の予防・克服には食事と運動の生活習慣の改善です。しっかりした意識を持って行動しなければなりません。その上で、血糖コントロールに役立つ栄養素の補給のためにサプリメントの活用をおすすめします。
ビタミンB1
ウォーキング 高血糖の人は、血液中にブドウ糖をはじめ糖質があふれている状態です。そこで糖質の分解・代謝に働くビタミンB1をたくさん摂取しましょう。ビタミンB1は糖質の燃焼に深い関わりがあります。
 ビタミンB1を多く含む食品は、ヒレ肉、焼き豚、ハム、ウナギ、タラコ、魚肉ですが、食品から十分なビタミンを摂取しようとすると「食べ過ぎ」になってしまいます。
 ビタミンB1の1日所要量は男性1.1mg、女性0.8mgですが、サプリメントなどを上手に活用し、所要量の5〜10倍にあたる「1日5〜10mg」を目安に摂りましょう。
ビタミンB6
 ビタミンB6はインスリン合成やその分泌を高める能力があります。ビタミンB6を多く含む食品は、カツオ・マグロ・サケなどの赤身魚、サバ、サンマ、鶏ササミ、豚モモ肉、バナナなどです。サプリメントを利用して「1日5〜10mg」を目安に摂りましょう。
ビタミンB2
食べ過ぎ注意 高血糖の状態では、脂質のコントロールまでうまくいかなくなります。血液中のコレステロールが上昇すると高脂血症になり、ひいては動脈硬化を促します。
 ビタミンB2は脂質の代謝を高め、コレステロールや中性脂肪を減らす作用があることから、肥満防止や糖尿病の合併症予防に働いてくれます。さらにビタミンB2は老化の原因の一つである過酸化脂質の生成を抑え、血栓病を予防し、皮膚や粘膜の正常化に作用しています。
 ビタミンB2を多く含む食品は、豚肉、牛・鶏レバー、ウナギ、魚肉ソーセージ、カニ、イワシ・ブリなどの魚です。サプリメントを利用して「1日5〜10mg」を目安に摂りましょう。

含有量を確認し、ビタミンB群(B-コンプレックス)のサプリメントを摂ると効果的です。
ビタミンE+Cで血管を守る
 糖尿病の合併症や高血圧、動脈硬化などを防ぐ意味で、ビタミンB群に加えて抗酸化作用に働くビタミンE・Cを補給すると有効です。
ビタミンEは「1日50〜100mg」、ビタミンCは「1日300〜500mg」を目安に摂りましょう。
ミネラルを摂取
 ミネラルの中にはインスリン産生などの糖代謝に働くものがあります。「クロム」はインスリン抵抗性を改善したり、糖の利用を促進します。ビタミンBの一種である「ナイアシン」と協力して血液中のコレステロール値を下げる働きが認められています。クロムを多く含む食品は、レバー類、鶏肉、小麦胚芽、アサリ・ハマグリなどの貝類です。サプリメントを使うなら「1日300μg」までとしましょう。
 クロムに続いて有用なミネラルはインスリン産生や糖レベルの安定に働く「亜鉛」、血糖の安定に働く「マンガン」、塩分排泄に働き高血圧を防ぐ「カリウム」、動脈壁へのカルシウムちんちゃくを防ぐ「マグネシウム」などです。サプリメントで補給するなら「マルチミネラル剤」になります。

血糖値の改善は早めに

 血糖値の改善は出来るだけ早めに取り組みましょう。糖尿病に限らず生活習慣病の多くは、自覚症状に乏しいのでつい甘く見がちです。食事と運動習慣を見直すことで、血糖のコントロールは十分に可能です。その中で、糖代謝に働くビタミン・ミネラルを補給しましょう。
*月刊ヘルシートークより抜粋

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