ナガオ薬局 健康情報
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Vol.49『体重・血圧の自己管理』

2005.8

体重・体脂肪測定を習慣にする

 最近は家庭用ヘルスメーターで、体脂肪も簡単に測定できるようになりました。肥満は生活習慣病の元です。太る過程で様々な慢性疾患を次々と増やしていきます。
若い頃から定期的に体重、体脂肪を測ることを習慣にし、太らないようなライフスタイルを作りましょう。
肥満とは
 食べ過ぎ、飲み過ぎ、運動不足などで余ったエネルギーが中性脂肪に変わり、身体に蓄えられている状態です。
 医学的には体重が重いことだけでなく、体脂肪率が高いことです。男性に見られるお腹が出ている体形は内臓脂肪型肥満が多く、生活習慣病につながります。
体重の指標

BMI(体格指数):健康面の適正数値


BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

 国際的に広く採用されている体格判別方法です。日本肥満学会では「22」を最も病気になりにくい理想的な数値としています。
 「22」でなければいけないのではなく、下の表のように、標準範囲を維持するように努力すればよいと言われます。
 標準体重を知るには、BMIの理想的な数値22をあてはめて計算しましょう。
標準体重=(身長(m)×身長(m))×22

性別 標準範囲(%) 肥満傾向(%) 肥満(%)
男性(30歳未満) 14〜20 21〜29 30以上
男性(30歳以上) 17〜23 24〜29 30以上
女性(30歳未満) 17〜24 25〜34 35以上
女性(30歳以上) 20〜26 27〜34 35以上

体脂肪率:体の中の脂肪が占める割合。

性別 標準範囲(%)
低体重 18.5未満
普通 18.5以上25未満
肥満1度 25以上30未満
肥満2度 30以上35未満
肥満3度 35以上40未満
肥満4度 40以上
 肥満2度以上は身体に悪影響の出る病的な肥満といわれます。たとえBMI数値が「普通」でも、体脂肪率が30%を超えるなら「かくれ肥満」と呼ばれる状態であり、要注意です。

 なお、基礎代謝量とは、眠っていても消費される最低限必要なエネルギー量のことです。基礎代謝量が最も多いのが筋肉なので、筋肉割合が多い人は消費エネルギーも多く、太りにくい体質といえます。正しいダイエットは、体脂肪を適正量に減らし、基礎代謝を高める努力が必要です。
正しく測定するコツ
体重を正しく測定するコツ 体重・体脂肪を一度に測定することができるヘルスメーターを利用すると簡単です。測定時間帯は、水分量が安定する入浴後の就寝前がベストです。足の裏をはじめ全身をよく拭き、裸に近い状態の素足で測定します。

高血圧予防のために血圧測定を

高血圧予防のために血圧測定を 高血圧症は40代後半から急激に増加し、60代では3分の1の人がかかっています。肥満をはじめコレステロールや中性脂肪値の高い高脂血症、血中ブドウ糖値の高い糖尿病などの生活習慣病は、高血圧を促していきます。
 高血圧の状態が続くことで一番心配なのが、血管病「動脈硬化」の進行です。脳梗塞や脳出血、狭心症や心筋梗塞といった命に関わる病気を引き起こす元になります。
血圧が高くても自覚症状がないため、気付いた時には重症の高血圧症というケースがよくあります。
 日頃から自分の血圧を知っておくことで、高くなり始めた初期段階でコントロールすることが可能です。
正しく測定するコツ
 血圧は、一日の中でも常に変動しています。そのため、毎日同じ時刻に測定するようにします。毎日1回、すでに高血圧の人は2回測定するとよいでしょう。
朝は起床後1時間以内の朝食前に、夜は就寝直前に測定します。リラックスするために深呼吸を5〜6回します。室温20度前後の静かな場所が最適です。

 上腕式の測定器なら、椅子に座り、腕を机にのせて腕帯を巻いた状態を心臓の高さに合わせましょう。手首式の測定器なら、手首を心臓の高さに合わせましょう。

生活習慣を見直そう

 体重・体脂肪・血圧を測定することで、生活様式を見直し、良い健康状態を保つ目安にしましょう。
  • ウォーキングなど、続けられる運動を1日30分以上。積極的に身体を動かしましょう。
  • 栄養バランスを心がけ、塩分を控え、肉類や脂質の摂り過ぎに注意しましょう。
  • 生活リズムを整え、心にゆとりのある、ストレスをためない生活を心がけましょう。
  • 禁煙を実行し、飲酒は適量範囲内にしましょう。
 仮に測定値が上昇してもわずかなうちに、早めに生活改善を行うことで、比較的ラクに標準値内に戻すことができます。
*月刊ヘルシートークより抜粋

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