ナガオ薬局 健康情報
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Vol.34『歩いて健康に その2』

2004.5

4大生活習慣病を防ぐ

楽しく歩く 人間は、動く生き物「動物」なのです。人類の遺伝子は食料を手に入れて繁殖するために動き回る機能がプログラムされています。人類の歴史の中でここ100年〜50年の短期間で、人は動かなくなり歩かなくなりました。
 もし、まったく動かない・歩かない生活をしたら、人間の体は摂取エネルギー過剰で太り過ぎ、短期間のうちに病気が発症するでしょう。臓器は機能低下し、筋骨が退行し、運動能力がゼロになる一方で、精神的ストレスは大きくかかってくるでしょう。つまり、動かない・歩かない生活は「生きることをを否定している」ことになります。 
内蔵脂肪型肥満を防ぐ
 肥満は「皮下脂肪型肥満」と「内臓脂肪型肥満」があります。男性に多い腹部が太っていくタイプの肥満は「内蔵脂肪型肥満」であり、慢性疾患の発症に関わります。食べすぎ・運動不足で余ったコレステロールや中性脂肪が内臓周辺と肝臓に蓄積されていくのです。
 食生活で摂取エネルギーをコントロールした上で、有酸素運動であるウォーキングを行うことにより、消費エネルギーとのバランスをとることが大切です。
動脈硬化を防ぐ
歩こう! 血管の病的老化とも言われる動脈硬化が進行するのは、有り余る脂肪による「脂質代謝異常」と有り余る糖分による「糖代謝異常」を起こすからなのです。血圧が上昇し、血管の壁が厚くなって柔軟性が失われることで「血管抵抗性」が上がり、さらに動脈硬化が進展します。
脂肪細胞は動脈硬化の促進因子となる物質を放出することも最近判明しています。動脈硬化をつくる「肥満・糖尿病・高脂血症・高血圧」の4大生活習慣病を揃えてもつと命を大きく短縮させるリスクを負うことになります。ウォーキングを習慣化することにより、消費エネルギーを高め、高脂血症、高血圧の正常化を促します。
1日1万歩以上歩く人たちは、1日5〜6千歩を歩く人たちよりも血中脂質値がよい値を示しています。

楽しくストレス解消

 歩くことは血液循環を良くし、脳の働きを活性化、中枢を通して自律神経系に働きかけます。肉体的、精神的緊張で高まった交感神経を、副交感神経が働かされることで、副交感神経が優位になれば、心臓や血液・血管の動き、ホルモン分泌等を抑制し、胃腸の働きが活発になります。
 精神的緊張も緩められ、心身両面での健康バランスが回復します。
気分爽快の秘密
 運動を続けると、脳に快感ホルモン=βエンドルフィンが分泌され、気分の爽快感が得られます。最近では自律神経系・内分泌系・免疫系の働きが一体となって生命維持を図っていることがわかっています。新鮮な空気を吸い、景色を楽しみながらウォーキングすることで、幸せな気分になります。
 ストレス解消が効率的に図られるだけでなく、ストレスに強い体質作りにもつながるのです。歩くことで明るい気分、前向きな気分になる・・・といった精神的作用を与えてくれるでしょう。
楽しむ工夫
  • 自然公園などを回る自然コース
  • 建物や商店街を眺める街並みコース
  • 普段行かない名所・旧跡を訪ねる歴史コース
  • カメラを持ってシャッターチャンスを探しながら撮影コース
  • 家族や近所の人達等の仲間を見つける
楽しむ工夫
*月刊ヘルシートークより抜粋

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