ナガオ薬局 健康情報
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Vol.33『歩いて健康に その1』

2004.4

歩くとは

楽しく歩く 人間は、動く生き物「動物」なのです。人類の遺伝子は食料を手に入れて繁殖するために動き回る機能がプログラムされています。人類の歴史の中でここ100年〜50年の短期間で、人は動かなくなり歩かなくなりました。
 もし、まったく動かない・歩かない生活をしたら、人間の体は摂取エネルギー過剰で太り過ぎ、短期間のうちに病気が発症するでしょう。臓器は機能低下し、筋骨が退行し、運動能力がゼロになる一方で、精神的ストレスは大きくかかってくるでしょう。つまり、動かない・歩かない生活は「生きることをを否定している」ことになります。 
2つの体力を向上
 歩くことは、好きな場所に移動するための手段として、「最高の喜び」の一つなのです。よく動き、よく歩くことにより「行動体力」と「防御体力」の2つの体力を維持・向上させることができるのです。
行動体力 筋力・持続力・瞬発力・柔軟性・敏捷性・巧緻性・平衡性
防御体力 免疫力・環境変化への抵抗力・疾病などの生理的変化への抵抗力・精神的ストレスへの抵抗力

歩くメリット

 歩くと、多くの酸素を筋肉へ運ばなくてはいけないため、心臓は心拍数を増やして血流量を高めます。これは心筋を強くしてくれます。空気をたくさん取り込もうとするため、肺活量が増加します。
 歩く習慣で、心臓と呼吸器の機能強化ができるのです。若さを維持するには、良好な血液循環が不可欠なのです。
歩くことで脚の筋肉が静脈をリズミカルに圧迫し、血液が重力に逆らって上方へ流れるの助けます。「脚は第二の心臓」と言われるのはこのためです。
体脂肪を燃焼
歩くメリット 糖質・脂質・タンパク質の3大栄養素を細胞内で酸素とともに燃焼させるエネルギー代謝は、体温を生み出すもとであり生命維持の基本的な働きです。このエネルギー代謝を順調に行うためには「有酸素運動」であるウォーキングが有効です。
 ウォーキング開始後20〜30分間は血中ブドウ糖や肝臓に蓄えられたグリコーゲンを消費し、それ以降は血中の脂質や体脂肪を燃焼してエネルギーを産出してくれます。
 さらに歩くことで筋肉量の多い体になり「基礎代謝量」を向上させて太りにくい体質になっていきます。

脳に刺激を
 座り続けていると集中力が欠けてくることがあります。そんな時は、軽い運動をすると良いでしょう。運動によって筋肉の収縮が起こり、末梢神経からの刺激が脳の運動野に伝わります。ここから脳全体に覚醒信号が発せられ、脳の働きが活性化されることがわかっています。
 小刻みなすり足で歩くと転倒の危険性が高まります。速足でスタスタ歩き、運動でさまざまな頭脳活動を活発にして脳機能の老化を防止しましょう。
筋肉維持・強化
筋肉維持・強化 筋肉は使わなければ退行・萎縮してしまう組織です。下半身は全身の70%の筋肉があり、歩くことで大量の筋肉を使うことになります。筋肉は骨を支えて動かす「骨格筋」、血管・内臓を動かす「平滑筋」、心臓を動かす「心筋」の3種類があります。
歩くときに使われる筋肉、骨格筋は「赤筋(遅筋)」と「白筋(速筋)」が混じり合っています。赤筋は収縮速度が遅いが持久力があり、白筋は収縮速度が速いが持久力がない筋肉です。歩くという有酸素運動では「赤筋」が鍛えられて発達していきます。「老化は足から」という言葉を肝に銘じ、歩くことで筋肉を鍛えましょう。



骨へカルシウムを定着させる
 骨がもろくなる原因には、カルシウム、マグネシウム、ビタミンDなどの不足状態に加えて、運動不足があげられます。ウォーキングをはじめ運動することによって、筋肉の収縮や骨にかかる圧力のため、何らかの電気的作用が働き、カルシウムの取り込みがスムーズになることが明らかになっています。外を歩くと日光に当たるため、ビタミンD合成が促進され、骨には圧力がかかり、ますますカルシウムの取り込み効果が向上します。
*月刊ヘルシートークより抜粋

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