ナガオ薬局 健康情報
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Vol.32『転倒防止』

2004.3

転倒の原因

 原因は大きく3つです。
  1. 転びやすい行動と生活環境
  2. とっさの動きに対応できない筋力低下
  3. 少しの圧力で折れてしまう弱い骨
 転倒して骨折すると、年をとるほど回復に時間がかかり、車椅子の生活が続いてしまいます。寝たきりになって体も頭も使わなくなるため、痴呆になってしまうという最悪のケースも転倒注意考えられます。
 また、一度転倒すると、転ぶことを極端に恐れる転倒恐怖感が生まれ、近場の外出さえも控えてしまい引きこもりがちになってしまいます。筋肉は使わないことでますます衰えてしまうので、悪循環です。


具体的なケース
  • 階段をふみはずして、滑り落ちた
  • 玄関の段差や縁側につまずいた
  • 廊下等で何かを踏んで滑った
  • カーペットや家電のコードにひっかかった
  • 室内の段差、かまち、敷居等につまずいた
  • 椅子から滑り落ちた
  • 道路で、人や物にぶつかった
 転倒場所の50%が家の中で、道路は約30%です。家の中では、室内50%、階段17%、廊下17%、庭9%、浴室3%です。注意を怠りがちな室内が半数を占めています。
家の中の転倒場所 グラフ
<家の中の転倒場所 グラフ>

転倒を防止

 転倒しないように日頃から注意をしつつ、また軽い転倒に負けない体作りを心がけるようにしましょう。視力や聴力が衰えている、足腰に障害がある・・・という場合は、本人の注意だけではなく、周囲の人の気遣いが大切です。
転倒しない生活習慣を身につける
家の中を点検する
転倒予防
  • 室内はいつも整理しておく
  • 家電のコード、衣類、おもちゃなどを歩くところに置かない
  • じゅうたんや敷物はめくれたり、ずれたりしないように固定する
  • 大きな段差はスロープ(坂)にする
  • 階段の踏み板には滑り止めをつける
  • 照明は明るくし、階段下や段差箇所にはフットライトをつける
  • 浴室や脱衣所には滑り止めのマットを敷く
  • 手すりを各所(玄関の上がりかまち、廊下、階段、浴室、トイレ等)に設置する
行動を改善
  • 歩く際には目線を前方におき、周囲全体をしっかり見る
  • かかとから着地し、つま先でしっかり地面を蹴るよう転倒予防にする
  • 室内、屋外問わず常に落ち着いて行動する
  • 信号や駅ではあわてず無理をしない
  • 階段は一段づつゆっくり歩く
  • スリッパではなく室内シューズにする
  • サンダルではなく靴を履く
  • 足に合った歩きやすい靴を履く
  • 神経に作用する薬を飲んでいる場合はとくに注意する
  • 視力にあったメガネを装着する
  • 聴力にあった補聴器を使用する
筋肉を鍛える
  • 毎日30〜40分歩き、脚〜全身の筋肉を使う
  • 運動を適度に取り入れ、筋肉を使う
骨を丈夫にする
  • バランスの良い食事を取り骨量を上げる
  • カルシウム含有量の多い牛乳、乳製品、小魚、桜エビ、貝、大豆、豆類、海藻、野菜を食べる
  • ビタミンD含有量の多い魚、キノコを食べる
  • 食生活に自信がない場合はカルシウム栄養補助食品、サプリメント等で補う
*月刊ヘルシートークより抜粋

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