ナガオ薬局 健康情報
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Vol.20『主な薬草茶その1』

2003.3

生理活性物質として働く薬草茶に含まれる主な成分

カフェイン…疲労回復や耐久力に働く
 比較的多くの薬草茶に含まれる成分で、中枢神経に作用して神経を興奮させる物質として知られている。
 が、むしろ穏やかな効果をもち、疲労回復や記憶力、判断力を高める効能がある。
タンニン…消化を助け、脂肪を分解する
 胃腸の粘膜を保護する働きがあり、消化を助け、脂肪の分解に役立つと考えられる。殺菌消毒作用もある。
 一晩で酸化してしまう物質が含まれるため、一日で飲みきることが大切。
サポニン…肥満予防
 脂肪分の多い食事を摂った後にウーロン茶を飲むと、口の中がさっぱりしたような感じがするのが、サポニンの作用と言われている。
 高血圧や動脈硬化の予防に役立つと認められている。
ビタミンC…病気の予防に
 動脈硬化の予防や免疫力を強化する作用、発ガン抑制作用などが認められている。
 メラニン色素の生成を阻害する働きがあるので、美容・美白に効果有り。
 水溶性ビタミンCは壊れやすいが、薬草茶の中では他の成分と結合しているので、お湯を注いでも壊れにくい。

自分に適した薬草茶を選び上手にいれて効果を引き出す

飲む目的に合わせて選ぶ
 薬草茶は、本来日常の保健茶として常飲するもの。体調不良など特定の症状や体質を改善する目的で購入するときは、必ずその薬草茶の主な効能を確認することが大切。
種類によっていれ方が異なる
薬草茶 乾燥茶葉から煮出す場合は、基本的に「土瓶」を使う。保湿力がよく、茶葉に含まれる有効成分が損なわれることが避けられる。
 薬草茶は、原料によって成分が容易に浸出しやすいものと、浸出しにくいものがある。したがって、成分を十分に引き出すには、抽出方法を知っておく必要がある。

例)ニンジン茶やハトムギ茶…必ず茶葉を水に入れてから、弱火あるいは中火でゆっくりと薬効成分を煮出す。長時間火にかけておけば多くの成分が浸出するが、飲みにくくなるので注意。
例)ドクダミ茶やウコン茶…茶葉に直接熱湯を注ぎ、しばらくおくと成分が浸出する。
いつ、量はどれぐらい飲むのが効果的か
 飲みたいときに飲んで構わないが、積極的に体質改善を行いたい場合は、食前・食後・食間というように種類によって異なるため、茶の定められた飲み方の説明書をよく読むこと。
 飲む量は、1回分として100cc前後を目安にすること。
 薬草茶は、薬と違い2〜3回飲めば効果が現れるというものではない。根気良く常飲すること。
おいしく飲むコツ
 水道水のカルキ臭が気になる場合は、一度十分に煮沸させるとよい。味が口に合わず飲みにくいという場合は、香ばしいほうじ茶を2〜3割ミックスするとよい。
 苦味や渋みの強い茶の場合は、ハチミツを少量加えると飲みやすくなる。

主な薬草茶の効果と飲み方

ニンジン茶
疲れやすい人>>強壮・強精・疲労回復の万能薬
 朝鮮ニンジン、高麗ニンジンというなで呼ばれるウコギ科の多年草。薬効成分はジンセノサイドR系のサポニン。
効能  疲労回復に際立った効果があるのが特徴。血圧が低く、貧血気味、冷え性、胃弱などの虚弱体質の人にも効果的。(高血圧の人は避けること)
飲み方  根を3g程度の大きさに切って1日分とする。できるだけ細かく刻んでから、土瓶などの金属製でない容器に入れる。
 500ccの水を加え、弱火でじっくりと煮出す。(湯量が半分になるのを目安に)これを1日3回に分けて飲む。
 苦み・渋みで飲みにくい場合は、薄めに煮出して1日4回に分けて飲んでも良い。
 煮出した液の中に根を残しておくと、成分が根に再吸収されてしまうので、すぐフキンで濾して冷蔵庫に保存すること。(この根は3〜4回使うことができる。)
アロエ茶
便秘気味の人>>便通作用がよく美肌効果がうれしい
 鉢植えのアロエ(別名キダチロカイ。ユリ科の多肉植物)からも作れるし、市販品の刻みや粉末アロエを利用しても良い。
効能  便秘・消化不良・食欲不振など消化器系の症状に効果あり。効き目がおだやかなので、安心して飲める。便秘に伴う症状(頭痛・のぼせ・肌荒れ・食欲不振)の緩和効果もあり。
飲み方  生葉を採取するときは、葉の付け根からぐるりと剥ぎ取る。葉は風通しのよいところに置き、干からびるまで乾燥させた上、乾燥剤と一緒にビニール袋に入れて密閉すれば常温保存可能。
 粗めに刻んだ葉を、大さじ1杯急須に入れ熱湯を注ぐ。2〜3分でアロエ茶になるので食後に飲用。
次回は、ハトムギ茶・ベニバナ茶・シソ茶・カンゾウ茶・ドクダミ茶について です。
*月刊ヘルシートークより抜粋

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