ナガオ薬局 健康情報
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Vol.17『主な健康食品その5』

2002.12

よく耳にする健康食品の成分を解説

梅肉エキス
疲労回復・悪酔い・二日酔い・肝臓強化・食欲増進・冷え性>>
 梅肉の搾り汁を長時間煮詰めて濃縮し、ペースト状にしたもの。酸味成分は、クエン酸、リンゴ酸、カテキン酸、ピクリン酸などの有機酸で、相乗的な働きが様々な健康効果をもたらしている。
 有機酸は疲労物質「乳酸」の生成を抑えることで疲れにくい体を作り、疲労回復を早める。また、肝機能を高め、アルコール分解などを増進。血流改善にも働き、一層疲労回復を早め、肩こりや筋肉痛を緩和。
スッポンエキス
疲労回復・強壮強精・冷え性・貧血防止>>
 温帯から熱帯にかけて淡水に住む亀の一種。中国では三千年も前から、最高の滋養強精食として重用されている。
 その肉は、良質タンパク質はじめ、ビタミン、ミネラル、リノール酸など不飽和脂肪酸、酵素類が豊富、スッポン特有の有効成分は明らかではないが、これら豊かな栄養素が、体の材料になる多種類のアミノ酸を供給し、体を温め、血行を良くし、疲労をとり、精力を蘇らせ、体力・気力の充実などに相乗効果を現わしていると考えられる。
 また、鉄、葉酸、ビタミンB12が豊富で造血作用を強化している。
クエン酸
疲労回復・肩こり・筋肉痛・食欲増進・肝臓強化>>
 主に柑橘類や酢などの酸味成分にある有機酸のこと。クエン酸のクエンとは「レモン」を指す。クエン酸は細胞の中で行われるエネルギー産生「TCAサイクル」の重要な柑橘類構成員。
 クエン酸が充分にあって、ブドウ糖が完全燃焼するとエネルギーが生まれるが、クエン酸が不十分な場合は、疲労物質「乳酸」が蓄積され、体液は酸性に傾き、疲労しやすく回復も遅い。その上、体全体を害する。
 クエン酸は乳酸の分解、生成の抑制に働き、肩こり・筋肉痛など肉体疲労だけでなく、神経疲労にも有効。体液の酸性への傾きを弱アルカリ性に戻すため、疲れやすい人、肝臓の弱い人にお勧め。
黒酢
疲労・肝臓強化・肥満・便秘>>
 米や玄米から麹菌・酵母菌・酢酸菌の3段階、半年以上の発酵過程を経てできる純米酢で、鉄分の影響を受けて黒酢となる。さらに長期の熟成期間をかけることが多いが、長く置くことで麹菌や乳酸菌の作用が深まり、旨み・香り・琥珀色の色合いと、多彩な有機酸と必須アミノ酸、ビタミン、ミネラルの栄養成分が増加する。
 黒酢の効用は、殺菌作用、脱コレステロール、高血圧の改善、肝機能の強化、エネルギー代謝の活発化で体力・持久力の向上、疲労回復、食欲増進、便秘の改善などに及ぶ。アレルギー症状を抑えるとの報告も。
※胃液分泌を高めるので食後に摂る。胃酸過多など胃の調子が悪いときは控えること。
リンゴ酢
疲労・高血圧・肥満・食欲増進>>
リンゴ リンゴ果汁に酵母を加えて醸造した酢。リンゴの持つ豊富なカリウムが余分な塩分の排出に働き、高血圧予防につながる。また、リンゴ酸、酢酸、クエン酸、コハク酸など有機酸が代謝活動を高め、疲労を回復し、体力をつけ、肝機能強化になる。
 豊富なアミノ酸は脂肪代謝を促進、肥満を防ぎ、精神安定の作用もある。
※胃液分泌を高めるので食後に摂る。胃酸過多など胃の調子が悪いときは控えること。
ローヤルゼリー
更年期症状・自律神経失調症
低血圧・性機能の回復・疲労回復・老化防止>>

 ミツバチが体内で合成して分泌する、女王蜂のエサとなる乳白色の粘液状のもの。女王蜂の脅威の生命力の源泉がローヤルゼリーである。アミノ酸のほとんどと、他40種類以上の栄養素を含む。
 パントテン酸は善玉コレステロールを増やし、ビタミンB1・アセチルコリンは脳を活性化し、イノシトールやメチオニンは肝機能を高める。ローヤルゼリー固有の栄養素である「デセン酸」は、自律神経の正常化、皮脂分泌、ホルモン分泌への影響など、また「パロチン」は若返りのホルモンとして、筋肉・骨・血管など体の組織の老化を防ぐ働きがあるとされる。
 そして、科学的には未解明だが、「R物質」という特有成分が存在し、ローヤルゼリーの総合力としての若返り効果に重要に関わっていると見られている。
※ローヤルゼリーは、アセチルコリンを含むので、パーキンソン病などの抗コリン薬を服用中の方は避けること。
*月刊ヘルシートークより抜粋

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